私もこのふたつを使ってWebライターの仕事を受注しています。
ランサーズやクラウドワークスは初心者でも比較的仕事がとりやすく、フリーランスでも副業でも多くの人に利用されています。
ちなみに両方使ってる私の実感としては、
- ランサーズ→案件の平均単価は高いけど、クラウドワークスより案件数自体が少なめ
- クラウドワークス→案件数はかなり多いけど、低単価や怪しい案件も多め
という感じです。
そして、これらのクラウドソーシング(特にクラウドワークス)では知識の浅い初心者を狙った詐欺や悪質案件が多いのも事実。
- 契約する前は分からなかったけど、マニュアルを渡されたらびっくりするほどの作業量だった。途中辞退したい…。
- 低単価で全然稼げないけど、初心者だからしばらくはこれで仕方ないのかな…。
悪質案件に引っかかると、こんなモヤモヤした思いを抱えてしまうことも。
自分が損をしないためにも、単価の相場感や正しい知識をつけて悪質案件を見抜けるようになることが大切です。
この記事では、Webライターを始めたばかりの人が変な案件に引っかからないよう、悪質案件を見抜く方法を徹底解説します!
ランサーズやクラウドワークスの怪しい悪質案件3選
ランサーズ・クラウドワークスでよくある悪質案件の具体例を3つ紹介します!
こんな案件を見かけたら要注意です。
1.テストライティングの報酬が500円以下、または無報酬
テストライティングは、正式に契約が決まる前のライターの実力テストのようなもの。
クライアントは、応募がきたら複数のライターにこのテストを依頼し、その内容によってどのライターに正式に依頼をするかを決めます。
テストライティングは必ずしも実施されるわけではなくて、クライアントによってあったりなかったりです。
テストライティングであっても本採用の単価を支払ってくれるクライアントもいますが、大体のテストライティングは本採用の時の単価より少し低めに設定してあるのが普通。
しかし、私の経験上では、あまりにも単価が低いテストライティングは要注意です。
- 3000文字程度の記事のテストライティング単価が1記事500円を切る
- テストライティングなのに提出後に修正が入る
このあたりの案件は怪しいですね。
なかには、テストライティングが無報酬なんていうヤバイ案件もあります。
テストライティングといえど、ライターは時間をかけて指示された内容の記事を書いています。
本採用にならなくても、きちんと提出した記事の報酬を支払ってくれるクライアントもいるのに、無報酬案件にあなたの貴重な時間を注ぐ必要はありません!
あとは、テストライティングなのにクライアントから修正依頼が入る案件。(これは、提出してみないと分かりませんが…)
本来、テストライティングはライターの実力を測るためのもの。
なのに、わざわざテストで修正を加えて再提出させる必要ってあるのでしょうか…。なんだか趣旨がずれている気がします。
実際に同じ案件で延々とテストライティングばかり募集を繰り返している悪質クライアントも見かけます。
それだけテストライティングしていたら、本採用を決めるライターも出てくるでしょうに…。
大量にテストライティングを実施して安い単価で記事だけ持っていき、本採用する気がない可能性も否めません。
2.初心者も成長できる系のマニュアルつき&低単価
「初心者・主婦歓迎!マニュアルがあるので安心!ライティングを学びながら成長できる」
「高額なライティングスクールもありますが、今回は報酬をもらいながらスキルが身につきます!」
ランサーズやクラウドワークスで、こんな誘い文句の募集をよく見かけませんか?
これは残念ながら、初心者ホイホイの釣り系悪質案件です。
これらの案件に共通するのは1文字0.3~0.6円ほどで、あまりに低単価なこと。
初心者だからといって腰が低くなり、「単価が低くても勉強だと思ってやらないとな…」と思う必要はありません。
初心者でも単価0.7~1円くらいなら十分に狙える範囲です。
さらに、文字単価1円以上でもしっかりとFB(フォローバック)をしてくれるクライアントもいます。
ガチガチのマニュアルに縛られながら多くの時間を費やして低単価の記事を書くより、もっと優良案件を探す方が効率的です。
ライティングスキルがなくても、学ぼうとすればいくらでも無料でYouTubeやネット、本で独学できます。
でもやっぱり、実践で仕事をこなしていくことが一番成長できる方法。
そして、できれば1記事1記事ていねいなFBがあるクライアントと出会えるとラッキーです。
指摘されたところの同じミスを犯さないようにして、「次はなるべく修正がないようにがんばろう」という意識で書けば確実に成長できます。
クライアントからしても、FBしてライターの腕が上がったら、納品されてくる記事の質が上がるというメリットがありますもんね。
そんな良質クライアントと契約できたら、FBのたびに成長できてライターとしてのスキルも勝手に上がります。
そしてライターとしてのスキルが上がったら、今より高単価の案件も狙いに行けます。
3.募集案件の内容が不明瞭
「依頼の内容をみても、いまいち仕事内容がイメージできない。結局、どんな内容の記事を書いて、いくらの報酬なの?」という違和感は、のちに的中します。
まともなクライアントは、書いてほしい記事の内容について「婚活に関する記事」「ダイエットに関する記事」など、必ず明確に示してくれています。
悪質クライアントは、微妙な、なんとも曖昧な表現を使ってきます。
仕事内容を曖昧にすることで、契約した後に、募集時には書かれていなかっためんどくさい要求をしてくることも。
以上のことから、文字数や単価、依頼記事数、ジャンルや書く記事の内容、納期などが明確に書かれていない案件は避けたほうが無難です。
優良案件はコレ!応募する前の3つのチェックポイント
1.クライアントの評価が高いかどうか
興味のある案件が見つかったら、多少面倒でも応募する前にクライアントが受けた評価をチェックしにいってください。
評価は、クライアントのプロフィールページから誰でも簡単に見れます。
過去に受注したライターからどんなコメントがきているのかをしっかりチェック。
評価が4以上なら大丈夫です。
ただ、数字評価だけでなく、良くないコメントや悪口が目立つならそのクライアントの案件は避けた方が無難です。
2.募集案件の内容が明確かどうか
募集案件に、下記の必要な事項がきちんと明記されているかチェックしてください。
- 書く記事のジャンルや記事内容
- 文字数
- 記事数
- 単価
- テストライティングがあるならその報酬金額
これらのことが不明瞭な案件は要注意です。
3.クライアントの本人確認がされているかどうか
できれば、本人確認が済んでいるクライアントのほうが安心。
搾取系の案件を出すクライアントは、本人確認なんてわざわざしてないでしょうからね。
本人確認済みかどうかは、募集内容にも、クライアントのプロフィールにも書かれているのですぐにチェックできます。
以上、3つのポイントをチェックして優良案件を見つけてくださいね。
悪質案件を見抜く知識を身につけて、効率的に稼ごう!
ランサーズやクラウドワークスは、初心者でも始めやすいのがメリット。
しかし、同時にライティングの知識がまだ浅い初心者を狙った低単価案件や、悪質案件もたくさんあるのです。
そういった怪しい悪質案件を見抜くコツを身に着けられれば、貴重な時間を無駄にすることなく「ちゃんと稼げるライティング案件」に集中できます。
くれぐれも、悪質案件に引っかからないように注意してくださいね!